Javaの大海原をじゃばじゃばと

勉強メモとか雑記です

競争という現実を否定するのでなく、その中でどう生きるか?

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本の紹介です。

私の人生に影響を与えた本ベスト3に入ります。

とってもおすすめしたい本です。

 

 

反応しない練習 草薙龍瞬(著)

www.amazon.co.jp

今なら(2021.4.10時点)kindle unlimitedで0円で読めます✨

 

この本の主旨

「正しく考える」ことで、どんな悩みも必ず解消できる

(本書「はじめに」より抜粋)

 

タイトルや「ブッダ」「仏教」という言葉から

宗教チックな本はちょっと…とか、

自己啓発書は遠慮します…

胡散臭そう…

という印象を持たれる方もいるかと思います。

(私はそうではありませんでしたが、何人かの知人がそう言っていました)

 

ここで初めに申し上げたいのは、本書は宗教がテーマというよりも、

「誰にとっても生きる上で役に立つ、合理的な考え方を身に付け、

苦しみを増やさない自分になっていこう、

それを原始仏教から学ぼう」

と提案するものです。

著者の草薙龍瞬先生について

これまでの歩みが非常に興味深い方です…!

【略歴】奈良出身。中学中退後、十六歳で家出、上京。大検(高認)をへて東大法学部卒業。インドで得度出家後、ミャンマー、タイに修行留学。ビルマ国立仏教大学専修課程修了。 【活動】 ●仏教を宗教としてではなく「現実の問題解決に役立つ合理的な方法」として紹介。宗派・伝統に属さない〝独立派〟の出家僧。

(著者ブログより抜粋) 

genuinedhammaintl.blogspot.com

余談ですが

影響力のある方が高額なサロンとかセミナーを開催しているのを見聞きすると、

個人的には

「お金をいっぱい稼ぐのは良いけど、サービス提供する側やのに

giveよりtakeしすぎちゃう?笑 むしりとりすぎやろ…」

と思ってしまいます(笑)

が、草薙龍瞬先生はそういう事をされていないようなので

言行一致されているというか、余計ファンになりました!笑✨

いやん私ったら何様!笑

 

特におすすめしたいのは、こんな方

どんな方が読んでもプラスになるとは思いますが、特におすすめしたいのは…

 

・心身とも不健康なわけではないが、毎日なんだかやる気が出ない

・ぼんやりしがちで、集中力を高めたい

・人間関係で苦しんでいる

・いつも何かにモヤモヤしたり、イライラしている

・毎日がジェットコースターみたいで疲れを感じている

 

こんな方は特に、読後の「プラスの大きさ」が大きいのではないかと思います。

 

読んでから何が変わった?

  1. 自分の心の動きをひっそりと常時モニタリングするもう一人の自分が生まれた
  2. 「役に立たない反応や判断」が自分の中に生じた時は早めにリセットできるようになった
  3. 「妄想癖」がマシになってきた
  4. 自分にとって助けとなる本のフレーズが、必要な時に「天の声」的に脳内再生されるようになった

↑結果、前に比べるとずいぶん、

頭と心がクリアになり、毎日がラクに、かつエネルギッシュになれる時間が増えた!

急に、劇的に変わったわけではありません。

しかし、亀の歩みながら、じわじわと良い変化を実感しています。

 

私なりの要約

・無駄な反応や判断が生じたら、否定するのでなく、「ただ観察」する

・外の世界に注意を逸さずに自分の内側に注意を向ける

・「他人の評価が気になる心理」から卒業するには、「妄想癖」を止める事が最優先課題

・妄想から自由になるために、日頃から「体の動作や心の動きを言葉で確認する」「体の感覚に注意を向ける」事を意識的に行う

・あらゆる欲求もプラスのエンジンになるならOK、それに心を支配され振り回されるようになったら黄信号、リセットすべし

・「快」を増やし「不快」を減らす

・確かめようがない事は追いかけず、苦しみを増やさないという目的にかなうか?という視点を持つ

・身近な人も街ですれ違う人も、一見「迷惑」な人も、「みんな色んな思いを抱えながら精一杯生きている」事を忘れない

 

…あれ、紹介したい内容が多すぎてコンパクトな要約にならないw

国語力?鍛えないとw

長すぎる上記の「要約」に加えて

特に威力あると感じたパワーフレーズを下に抜粋させていただきます。

人生に、あやまち、失敗はつきものです。ただ肝心なのは、そのとき「どう対応するか」なのです。

落ち込まない。凹まない。自分を責めない。振り返らない。悲観しない。それより、今を見すえて、正しく理解して〝ここからできること〟に専念するのです。

 

競争という現実を否定するのでなく、その中でどう生きるか?

本書では、競争や比較にさらされる現実を否定しません。

その現実に対して、どういうスタンスで向き合うかが大切だと説いています。

”慢”(自分の価値にこだわる心)という「ビョーキ」に気をつけて、

ただ、今なすべき事をやっていく。

つい、無意識のうちに他人と自分を比べてしまう私ですが、

この心構えはいつも自分の中に据えておきたいです。

 

最後に

飽き性な私は、同じ本を繰り返し読むという事をこれまでほとんどした事がありませんでした。

しかしこの本は、昨年の6月に出会ってからずーっと繰り返し読んでいます。

初めて読んだ時に衝撃を受け、

この本の内容を全部、自分の血肉にしたいぞ!

と猛烈に思ったからです。

 

本との相性や好み、内容の受け取り方は千差万別と承知しています。

しかし、きっと私と同じように

この本を読むことがとてもプラスになる方もたくさんいらっしゃると思います。

なので、届くべき方にこの本が届けば、認知されれば、とても嬉しいです^^

 

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました!